便利ではなく、豊かになるためにインターネットを使いたい
インターネットサービスやデジタルツールを使えば、仕事の効率性は上がるし、便利になります。それは当たり前のこと。
でも、便利になればなるほど、仕事が増えるという負の側面もあるように感じています。SlackやFacebookメッセンジャー、LINEなどの新しいツールは、人と人のコミュニケーションを便利にしつつ、そのコミュニケーションの総量を増やしてしまったように思えます。
「あれに返信しなきゃ」と仕事中にふと思い出すことがある人も多いはず。
便利や効率化を目指すのは大切だけれど、その目的が明確でないと忙しくなるだけ。
効率を追求する「目的」を設定することが大切に
自分たちの働き方を豊かにするためにインターネットを使いたい、僕たちはそう思いながら働いています。
僕が高校生の頃、Mac、デザイン、インターネット、Photoshopの全てをまだよく知らなかった時代。NHKで「ソリトン」という番組がやっていたんです。
糸井重里やスチャダラパーなどの文化人が出演しているような番組で、その中で一度、立花ハジメさんというグラフィックデザイナーが特集された回がありました。
立花ハジメさんは当時からMacを使って、自分っぽい絵を描いてくれるプログラムを開発していたような人。番組の中で司会の人がこう尋ねたんです。
「仕事の効率があがって、空いた時間は何に使うんですか?」
立花ハジメさんは、「私は遊びます」と答えていて。
効率性を追求する「目的」を設定することで、効率を追求する意味が生まれるなと、感じたんです。
「豊かさ」の中身は人それぞれでいい
「目的」は、人にとって違っていいんです。チームで「豊かさ」を目指しても、その中身までは決めません。
宮本くんにとっての豊かさは、サーフィンができる時間の余裕があること。平木さんにとっての豊かさは、写真を撮るために出かけられること。僕にとっての豊かさは、子どもと一緒に過ごせる時間があったり、音楽ライブに足を運んだりすること。
それぞれが「これをすれば豊かになれる」と思ったことに時間を使えるようなチームを目指して、nDは今日もインターネットを使った「豊かさ」を追求していきます。